33rd BORNEO SAFARI INTERNATIONAL OFFROAD CHALLENGE 【ボルネオサファリ2025】EPISODE 4 OF 7
開催日:2025.10.26~11.2
開催場所:マレーシア サバ州(ボルネオ島)
主催:SFWDA(SABAH FOUR WHEEL DRIVE ASSOCIATION)

PHOTO&TEXT:竹村吉史 PHOTO:ARIANNIE CHARLES SPECIAL THANKS:SFWDA
熱帯雨林のボルネオ島でリアルジャングルを満喫
アジア各地で開催されるクロスカントリーイベントは、過酷なリアルジャングルを舞台に行われることで世界に知られているが、その筆頭とも言えるのがマレーシアのサバ州で開催されるボルネオサファリだ。2025年の大会では、1,800人を超えるオフローダーたちが各々の4×4にレスキュー用品や8日分の食料を満載し、ジャングル奥深くまでコンボイで入っていった。

コタキナバルを走り回りジャングル携行品を調達
我々は2025年10月26日にスタートする第33回ボルネオサファリに向け、成田からクアラルンプール経由でコタキナバルに向かった。到着した翌日からは、レンタカーの借り受けや車両へのステッカー貼り、消耗品や水・食料など携行品の調達など、めまぐるしく時間が過ぎて行く。スタート前の土曜日は、美しいリカス湾近くの客家ホールに参加者達が集まり、ブリーフィングやコンペティションマシンの車検が行われ、夜のウェルカムパーティーまでスケジュールがびっしり。今回我々は、先頭を走るエクスペディションリーダーのアンソニー氏に帯同するため、明日早朝にホテルをチェックアウトしてスタート地点に向かわなくてはならない。
翌早朝、我々は視界が遮られるようなひどい雨の中、暗いヘッドライトを頼りにボルネオサファリのスタート地点に向かっていた。集合場所に指定されたコタキナバル中心街のガヤストリートに建つサバ州観光協会を目指すが、すでにガヤストリート周辺はジャングル装備を満載した4×4でごった返し、目的地に近づくことすらできない。車列が全く動く気配がないため、他のコンボイグループの後ろに車を停め、雨に濡れながら徒歩でガヤストリートに向かった。
コタキナバル中心街を貫くガヤストリートはサンデーマーケットが有名で、海外からの観光客も多く訪れるメジャーなストリート。延々と続く屋台では新鮮な野菜やフルーツの他、ミニカーやTシャツ、装飾品からペットまで、ありとあらゆる物が販売されていて、見るだけでも楽しめるマーケットだ。いつしか雨は止み、街が明るくなってきた頃、スタート地点が活気付いてきた。サバ州観光協会前にはユニフォームを着た参加者達が集まり、同窓会のように一年ぶりに会う仲間達と歓びを分かち合っている。この苦楽を共にした仲間達との出会いとつながりこそが、ボルネオサファリの大きな魅力でもある。

スタートセレモニーのフラッグオフ前日に開催されるブリーフィングでは、主催するSFWDAの主要メンバーから注意点やルールなどが参加者達に伝えられる。

ブリーフィング会場の外では、スクリーニングと呼ばれるコンペティションマシンの車検が行われる。詳細にチェック項目が書かれたチェックシートに従い、厳しく実車が検査される。ヘルメットやグローブなどもチェック対象だ。

チームジャパンは、地元サバ州のラムジー選手と日本から長きにわたって参戦している大西選手のペア。ポータルアクスルや4WSが台頭する中、ベーシックなマシンで真正面から戦っているチームだ。

新鮮な魚介類を食べられることで知られるコタキナバルでは、魚入りのトマト麺も有名。想像しがたい具材合わせだが、癖になるほどさっぱりしていて美味しいのだ。麺はビーフンのタイプもあり。

スタート当日、雨が上がる頃には多くの人々がガヤストリートのフラッグオフ会場に集まってきた。車列は延々と見えなくなるまで続いており、接続する道路も参加車両で身動きが取れない状態となっている。

我々のディスカバリーは、この車列の後方で動けなくなり、帯同するはずだったオフィシャルチームのコンボイに入ることができなくなってしまった。

フラッグオフ会場では、遠方から参加するメンバーと久しぶりに会うことができる。彼らは2023年に同じタグオンチームで走った仲間達。




