トヨタ ハイラックス 4WD 30系 1979-1983
2006年 HISTORIC4x4GRAFFITI掲載
和製スポーティーピックアップの祖
輸出専用モデルのために乗ることができなかったハイラックス4WD
しかし1979年(昭和54年)、遂に日本市場でRN36の販売が始まった
それは4か月前に登場したファスター・ロデオを喰う勢いだった
アメリカでの高い評価を受け
里帰りの凱旋デビューを実現
トヨタの新ジャンル4×4として生まれたハイラックス4WD。俗に言うサブロク(RN36)がそれである。
小振りなボディーに大きなタイヤと、フロア高60というハイスタイルが、ありふれた商用トラックをワイルドに演出した。1280と軽量なハイラックスの心臓には、98PSと十分なパワーを絞り出す18R – J型2リッターガソリンエンジンが搭載された。それでも、このエンジンをセリカ2000GTやカリーナ2000GTに搭載されていた145PSのDOHCエンジン18R-Gに換装するユーザーもいた。53年排ガス規制前の18R-Gは、当時でもホットモデルとして十分通用し、ソレックスキャブレターの咆哮と共に、サブロクのリアタイヤを白煙に包ませるパワーを持っていた。
サブロクはベーシックモデルに加え、アメリカンピックアップのイメージを色濃く持つSRパッケージも設定されていた。SRパッケージには大胆なボディーストライプ、3スポークステアリング、セパレートシート、電圧・電流計などのスポーティーなパーツと、木目インストルメントパネルなどが装備さた人気モデルだった。
サスペンションはオーバースラング式のリーフリジッドで、前輪はピボットがフロント側にあるリバースシャックルタイプを採用しており、RN36らしいスタイルを作り上げている。



3スポークステアリングや木目パネルが採用されたSRパッケージのインストルメントパネル。センターに配された2連メーターも相まって、スポーティーなイメージが持たされていた。エンジンはすでに信頼性に定評のあった18R-J が搭載されたが、同形式で145PS を発揮する18R-Gに換装するユーザーもいた。写真下の白いサブろくはドアのメッキモールなどが省かれたベーシックモデル。

HILUX 4WD/RN36(1979〜1982) 大径タイヤやロールバーなどによってカスタマイズされたRN36からは、カリフォルニアのイメージが伝わってくる。

HILUX 4WD/LN46(1982〜1983) 1982年、L型ディーゼルエンジン搭載モデルが登場。さらにWキャブ、ロングボディーも登場してそれらは40系とされた。

HILUX 4WD/LN100(1988〜1997) 1983 年にフルモデルチェンジした30/40系は60系となり、1988年にはさらにスタイリッシュな100系へと進化を続けた。
SPECIFICATIONS
- 車名/年式: ハイラックス4WD SR パッケージ(RN36)/1983年
- 全長×全幅×全高: 4,340 × 1,690 × 1,765mm
- ホイールベース: 2,585mm
- トレッド: 前/1,420mm 後/1,400mm
- 最低地上高: 220mm
- 車両重量: 1,280kg
- 乗車定員: 2名
- 形式: 水冷直列4気筒SOHCガソリン
- 総排気量: 1,968cc
- 内径×行程: 88.5 × 80.0mm
- 圧縮比: 8.5:1
- 最高出力: 98PS/5,300rpm
- 最大トルク: 15.5kgm/3,600rpm
- 燃料/タンク容量: 無鉛レギュラーガソリン/52L
- トランスミッション形式: 4速MT
- 駆動方式: パートタイム4WD
- 副変速比: Hi : 1.000 Lo : 2.277
- 最終減速比: 4.875
- ステアリング形式: ボール・ナット
- サスペンション 前: リジッドアクスル式リーフスプリング
- サスペンション 後: リジッドアクスル式リーフスプリング
- 主ブレーキ: 前: ディスク 後: デュオサーボ式ドラム
- タイヤサイズ: 7.00-15-6PRLT (リア8PRLT)
- 車両本体価格: 1,076,200円(当時)



