目立ちはしなかったが活躍し、時代に彩りを添えた
名誉ある脇役たちにここではスポットを当ててみたい

ダイハツ タフト F10(1974)

後継モデルのタフト2800は’82年にデビュー。当時のジムニーと変わらないサイズのボディーに2.8リッターエンジンを搭載。

全長×全幅×全高● 3,320 × 1,460 × 1,860 (mm)
エンジン●水冷4 気筒直列ガソリン
総排気量● 958cc
最高出力● 58PS/5,500rpm
最大トルク● 8.0kgm/4,000rpm

しっかりした造りのコンパクト4 × 4

当時のジムニーや三菱ジープ人気に及ばなかったものの、ラダーフレームにリーフ・リジッドなどスパルタンな構造を持っていた。

トヨタ ブリザード(1980)

デビューから4年後にフルモデルチェンジを受け、シャーシーが一新されるとともにエンジンもスケールアップした。

全長×全幅×全高● 3,520 × 1,460 × 1,855mm
エンジン●水冷直列4 気筒OHC ディーゼル
総排気量● 2,188cc
最高出力● 72PS/4,200rpm
最大トルク● 14.5kgm/2,400rpm

タフトの兄弟車

ダイハツ・タフトをベースにしたトヨタ・ブリザード。当時はベストサイズ4×4という言葉で評価されていた。使い勝手の良いボディーサイズで充分な荷室を確保。それに加えて10km/lを超える燃費の良さも評価された。

ダイハツ ラガー(1984)

全長×全幅×全高● 3,980 × 1,580 × 1,910mm
エンジン●水冷直列4 気筒OHV ディーゼル
総排気量● 2,765cc
最高出力● 79PS/3,600rpm
最大トルク● 18.0kgm/2,200rpm

タフト譲りの硬派クロカン4 × 4

こちらはタフトの後継車として発売されたラガー。装備面では可変式ダンパーなど、当時としては先進の技術を採用した。クロカン走行では、ジープ並の走破性を見せるといわれるほどだった。

90年代になるとラガーの顔つきはガラリと変わったが相変わらずオフロードで高い性能を発揮した。

マツダ X 2000

全長×全幅×全高● 3,890 × 1,670 × 1,920mm
エンジン●水冷直列4 気筒OHV ガソリン
総排気量● 1,985cc
最高出力● 81PS/4,600rpm
最大トルク● 15.5kgm/2,000rpm

ランドローバーに似た外観。特にリアボディーを四角くして車内スペースを最大限に得ようとした形状はそっくりだ。

マツダ製のビルマ専用モデル

この珍しいモデルは、マツダがミャンマー(旧ビルマ)へとノックダウン輸出をしていたX2000だ。現地ではマツダジープとして親しまれたというが、日本ではほとんど確認されていないレアな一台だ。

スバル レオー4WD エステートバン(1972)

全長×全幅×全高● 4,040 × 1,500 × 1,450mm
エンジン●水冷水平対向4 気筒ガソリン
総排気量● 1,361cc

最大出力●77PS/6,400rpm

最大トルク●10,5kgm/3,600rpm

力強い雄ライオンの走り

「レオーネ」はイタリア語で雄ライオンを意味する。水平対向エンジンを搭載したレオーネはダート路で桁違いの走りを見せた。日本の元祖ダートランナーと呼べるモデルで、レガシィへと発展した。

いすゞ ユニキャブ(1967)

全長×全幅×全高● 3,775 × 1,500 × 1,890mm
エンジン●水冷直列4 気筒ガソリン
総排気量● 1,471cc
最高出力● 68PS/5,000rpm
最大トルク● 11.3kgm/2,200rpm

四駆然としたデザインだが…

いかにも4×4といった感じの形だが、これは4×2。当時のパンフレットにはオフロードを颯爽と駆け抜けたり、岩場で作業車となっていたりと、悪路での走りをイメージさせるものが多い。どうせなら、見かけだけでなく4×4化して欲しかった。